愛情かけて手はかけず 破天荒な子育てPart2(子育て/人生相談)

今回のブログ記事は人生相談関係の内容になりますが、子育てでお悩みの方の何かの参考になれば嬉しいです。

こんにちは!ブログに立ち寄ってくださってありがとうございます。
ココは、私が60年の人生で向き合ってきた人生模様、その扉を開け綴っています。
前回と今回、2回に渡って私自身の子育て法についてお話させていただきます。

私の子育て持論の2つ目【子は親の言うことは聞かないが親のするようにはする】です。
小さい頃から、ああしなさい、こうしなさいということは私の記憶では、ほぼ言ったことがありません。
3歳までにしっかりとダメなことはダメ!良いことは良い!と教えてきたつもりだったので、4歳になる頃には叱ることは殆どない子供でした。

入園前の息子は、おばあちゃんに連れられて隣にある喫茶店へモーニングに出かけるのが日課でした。ある日、母から「この子、お金払ったあとで “ごちそうさま~” ってママさんに言ったのよ、教えたの?」と言いました。私は一度もそんなことを教えていませんし、普段の挨拶も “言いなさい” と言ったことはありません。私や夫、母がきちんと挨拶を交わしていれば、子供はするようにすると思っていたからです。私の持論です。「きっとおばあちゃんが毎日言ってるんじゃない?」と言うと、母は納得したような様子でした。

小学校へ入学してから、朝、起こさなくなったことは前回の記事で書きましたが、私は息子のシューズ(上履きや運動靴)や体操服も洗ったことはありません。入学当初に自分で洗うよう約束させました。今思えば、ぶつぶつと文句は言っていても、学校に置きっぱなしにするようなこともなく毎週きちんと持って帰ってきて自分で上履きや運動靴を洗っていたのはすごいことです。今更気づきましたが(笑)


運動会の季節は、練習が毎日あるので体操服の洗濯は大変です。一応4枚購入してあったのですが、雨でも降れば乾かないので息子はハラハラしていたのを憶えています。ある日学校でクラスメイトに「体操服の洗濯大変だよね?」と言った息子にクラスメイトは「えっ?〇〇君お母さんいないの?普通の家は洗濯はお母さんがするんだよ」と言われ、びっくり仰天な様子で話してきました。確かに、息子はこの時まで友達もみんな自分のものは自分で洗っていると思っていたそうで、運動会時期の体操服洗濯の大変さを、まるで主婦さながらに分かち合おうとしたら撃沈し、8歳の彼は人生初の衝撃だったらしいです。

それからというもの帰ってくるたびに「ねぇお母さん、僕って拾われた子なの?」とか「まま母ってなに?」とか「お母さんってだらしないの?」とか、まぁ~外野がいろいろと息子にふきこんでいるのが丸わかりでした。
そのたびに「お母さんはあなたを34時間かけて産んで世界中の誰より愛していて大切だよ」と言い続けました。拾った子でもまま母でもないし、だいたいなに?だらしないって誰が言ってるの!と腹が立つときもありましたが、誰が何を言おうが私は息子を心から愛していることに偽りはないので、放っておきました。

ある日小学校から持って帰る歯科検診の用紙を私に見せ「お母さん、歯医者へ行って、虫歯を治してこなきゃいけないんだって!明日、歯医者行くからお金をおいて会社行ってね」と言いました。そうです、うちの子は小学生になってから歯医者も一人で行く子になっていました。

面白い事件もありました。どこかで捨ててあった雑誌をお父さんにお土産だと言って嬉しそうに持って帰ってきました。手に取ってびっくり仰天、なんと女性のヌード写真が掲載された雑誌でした。私は一瞬どう反応しようかと悩みましたが、嬉しそうに「お父さん喜ぶかなぁ?」と言ったので「絶対に喜ぶよ!」と言い、口裏合わせに事の一部始終を会社の夫に電話で伝えておきました。大根役者でしたが、帰宅した夫は喜んで受け取っていました。

中学高校になると、休日のベランダ争奪戦が勃発しました。きれい好きの息子は自分のシーツを洗ったり布団を干したり細目にしていた為、ちょっと寝坊すると、ベランダにはずらりと息子の布団やシーツが干され、私や夫の布団を干す場所が無いということがよくあり、天気のいい日の前日はベランダを取られてなるものかとお互いに寝る前は戦々恐々だったことが思い出されます。

高校時代、お弁当箱が洗ってない場合、翌日のお弁当はナシ!というルールがありました。私は寝る前にお弁当箱が洗ってあるかどうかを確認して床に就くようにしていました。ところが時々、私が眠ったあとで洗っていたことがあり、今日はお弁当ナシだから楽だわ~と思って起きると、ちゃっかり洗われたお弁当箱が並べてあり、してやったりとほくそ笑んでいる息子がおりました。

私は、フルタイムで働いていたものの、食事だけはお惣菜を買って並べるということはしないよう手作りを心がけていました。洗濯も掃除もすべて幼いころから自分でやらせていましたが、食事だけは母親の手をかけたものを食べさせる!と心に決めていました。もうひとつ絶対に守っていたのは、絶対に朝は文句言わない、叱らないということです。明るく笑顔で必ず「行ってらっしゃい、気をつけてね」と送り出す!ここは徹底していました。食事と朝の送り出しだけは、自信をもってしっかり守りました

夢だったアメリカの大学へ進学した息子は、小さい頃からの自分へのしつけを初めて「ありがたかった」と言ってくれました。19歳から海外で暮らすことになった時、何もできない留学生がたくさんいる中で自分は掃除も洗濯も料理もきちんとできることにホームステイ先のご夫婦から褒められたと嬉しそうに話してくれました。
幼い頃は、なんでうちの母親はこんなに厳しいんだと腹が立ったこともあったと言います。
ただ、厳しくする理由もきちんと話していたので、理解はできても腹立たしかったと言っていました。

早くに実家を出て海外生活をし、帰国後も一人暮らしを続けていたので【子供を自立させるために親は存在する】という私の持論はなんとか成功と思っていたのですが、なんと今、思い切り仕返しをされております。

60歳を期に、起業しようと奮闘する私は、自分のWEBサイト制作(このサイトです)をしなければならなくなり、IT企業に勤める息子に助けを求めると「自分のことは自分で!が我が家のルールでしょ」とやり返されました(笑)お陰で必死で本を読み漁り、ネットで調べ、諸先輩方の助けもあってなんとか形になりました。
きっとあの時息子が手伝っていたら、こんな達成感は得られなかったと思います。断ってくれてありがとう!
そしていつも私を応援してくれる息子夫婦に…心から愛してます!

こんな破天荒な子育てをしてきた母親の息子ですから、武勇伝は、山ほどありますがキリがないので割愛させていただきます。

こんな破天荒な子育て経験を持つ私ですが、子育てでお悩みの方に何かアドバイスできるかもしれません。
子育てに正解も不正解もありません。
難しく考える必要もありません。
ただ、毎日明るくて元気なお母さんが大事なんです。
お母さん自身が見本となって生きていればいいんです。
どうか、一人で悩まないで、不安なことがあったら是非ご相談ください。

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