間違っていた自己肯定感

こんにちは!ブログに立ち寄ってくださってありがとうございます。
ココは、私が60年の人生で向き合ってきた人間模様、その扉を開け綴っています。
今日は、自己肯定感という言葉を間違って理解していたクライエントさんのお話しをしましょう。

この方は最初に「私は自己肯定感は高いと思います」と仰いました。
よくお話しを聞いていくと、自分の容姿にもある程度自信もあり、日々の出来事もポジティブに捉えるようにしていると。ただ、自分さえ我慢していれば…、自分があの時ちゃんと出来ていれば…、というように常に自分の行動を責めてしまい、自分が情けないと感じてしまうことで落ち込んでしまうというお悩みを持っていました。

しかし最初に“自己肯定感は高い”と思っているとお話しされたことに、私は不思議な感じがしました。

彼女にとって、自己肯定感が高い、低い、という定義はどういうところにあるのかと思いながら、ある程度のお話しを聞いたあと、質問してみました。
「自己肯定感が高いと思われる理由を教えてくださいませんか?」
彼女は毅然とした表情で答えました。
「私は自分に自信があるからです!仕事もできる方だし、明るい方だと思います。」
私は、「ご自分が情けないと落ち込んでしまう時のご自身のことはどう思われますか?」と再度質問すると彼女は、「そういう自分が嫌いなんです!やろうと決めたことが出来なかったり、他人の期待に応えられない時の自分や注意された時に謝れない自分も嫌でしかたありません」

私は、彼女が自己肯定感という意味を間違って理解していると思いました。
昨今、【自己肯定感】という言葉が独り歩きしている気もしています。
よくわかっていない人がこの言葉に振り回されているようにも感じています。
間違って憶えてしまっている人が周りでも意外に多くいるのも事実です。

では、自己肯定感の高い人というのはいったいどんな人なのか。

それはズバリ、自分の中の弱い部分、できない部分、ダメな部分など、一見ネガティブとも思える部分を全て自分の一部と受け入れられている人のことです。

やろうと決めたのにやれなかったのもOK
行くと決めたのに行かなかったのもOK
失敗して叱られたのもOK など
自分自身で情けないなぁ~と思ってしまう部分すら、自分らしくて愛おしいと思える人は、自己肯定感が高い人だと思います。

それを踏まえて考えてみると、相談者の彼女はまさしく自己肯定感の低い人にあたります。
ただ、自分の容姿に自信を持つことも、物事をポジティブに捉えることも素晴らしいことです。
しかし常にできない自分を責めて生きていたら、気づかぬうちに元々自信を持っていた部分でさえも嫌うようになってしまいます。

相談者の彼女は、ちょっと思い当たることがあると言いました。
確かに昔の自分は、今のように常に自分を責めることは無かったと思う。
自分に自信を持っていたから、できない部分を見られたくない、指摘されたくないと思っているうちにどんどん自分責めが酷くなっていった気がすると。
自己肯定感が高すぎてこういう心理に陥ってしまっているのかと思っていた。
自己肯定感が低ければこんな悩みは抱かなくなるのではと思い、悩んでいたと言いました。

今どき、自分軸、自己肯定感などという言葉がネットを賑わすようになり、世間にはこういう間違いをしている人は意外に多くいると思います。

元来とても素直で実直な彼女は、ここで相談することによってその間違いをただし、3回ほどのセッションで本当の自己肯定感を取り戻すことができました。

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